不動産投資　プロパンガス業者から設備の無償貸与をうけた話

こんにちはなまず大家です。今回はプロパンガス屋さんの設備提供についてお話しますね。

不動産投資する時、プロパンガス屋さんはなくてはならない存在です。

賃貸物件になぜプロパンが多いのかもわかりますｗ

プロパンガス屋さんが設備の無償提供をする理由

都市ガスとプロパンガスの違い

都市ガスを普段からつかっているかたはなじみがないと思いますが、プロパンガスってガスボンベにはいっていて月に一度くらいトラックで交換しているあれの事です。都市ガスのガス管が整備されていない場所ではよく見ますし、賃貸アパートではボンベが並んでる風景をよく見かけると思います。

都市ガスとプロパンガスの違いは下記のとおり

このようになっています。これだけみると、火力の差はあるものの値段が安い都市ガスのほうが住む人にとっては良いにきまってますよね？

でも現実には、賃貸アパートには沢山プロパンを採用している所があります。

プロパンガス屋は群雄割拠の戦国乱世状態

都市ガスでも規制緩和で最近は業者を選択できるようになりました。とはいっても、基本はその地の東京ガス等に連絡して使います。

プロパンガス屋さんは大手のニチガ〇スやらレモ〇ンガスと普段名前を聞くところから、中堅、地場の小規模店舗を含め多くの会社がシェアをとりあっています。

製品の特性上、「あのガス屋のガスは良く燃えて使いやすいんだよ！」とはなりずらく、基本使い心地はどこでも同じ。あとはどこを選ぶかだけです。乱世を生き残るにはシェアの奪い合いに負けない工夫をせざるをえません。

生き残りをかけてプロパンガス屋さんを行っている事

乱世を生き残るにはシェアの奪い合いに負けない工夫をせざるをえません。

一般家庭戸建て向けには、大手さんのように「代理店」なる怪しげな業者にローラー作戦させて「うちならこれくらい安くなりますよ！」と基本料金やガスの㎥あたりの料金の安さで勧誘します。話はそれますが、安い料金で契約させて後日日に日に値段を上げて結局は割高になっているのは某業者の常套手段ですｗｗ

またアパートやマンションでは住んでる戸数が一般家庭戸建てに比べて、多く当然収益もあがりぜひとも抑えたい存在です。

アパート・マンションの大家さんに選んでもらうために色々な創意工夫をしました。

たとえば、キックバック（現金）の提供・エアコン・ガスコンロ・水栓・シャワー・浄水器・インターフォンを提供する代わりに契約してくれというふうに。

オーナーからすれば、日々のガス代は自分で払うわけでないのでダメージがゼロです。それなのに、設備が無償で手に入る。新築であれば建築コストが下がりますし、中古であっても設備の無償貸与はかなりおいしい話になります。

逆にいうと、賃貸アパートマンションでプロパンが多いのはこのからくりがあるからです。

無償貸与の対象となる設備とは？

無償貸与してくれるモノってどんな種類があるの？

わたしの経験と、ネットで調べた結果だとこのようなものが貸与の対象となります。

見ればわかりますが、ガス周りと水回り全般です。もちろん①～⑨まで全部やってというのは無理な相談で、条件面とコンペティター次第で業者側とネゴシエーションになります。

無償貸与しても業者が儲かる仕組みについて

ここで疑問に思いません？「毎月一家庭のプロパンガス料金なんてたかがしれているのに、なんでこんなに高そうな設備を無償貸与するの？」

そう疑問に思った方は健全な思考の持ち主だとおもいますw

プロパン業者としては、貸与して直ぐに業者を変えられてしまっては儲けがでません。一定期間以上契約をしてもらう事により利益がでるように仕組化しています。

ですので貸与するオーナーとは設備貸与契約書を取り交わして貸与契約期間を１０年とか１２年とか１５年で契約します。各設備には初年度の単価があり、その単価から定額償却により残存価格表を契約書に記します。途中解約する場合は、その年度の残存価格でオーナーが買い取らねばならない仕組みになっています。

ちょっとわかりずらいので実際のエアコンでたとえてみます。エアコン１台１０万のもので１０年間の貸与契約したとします。初年度の残存価格は当然１０万円になり、１年経過するごとに９万円、８万円となっていきます。

仮に５年後に契約解除するとなると、残存価格が５万なのでオーナーはいまついているエアコンを５万円で買い取る事になります。

逆にいうと、この期間設定の仕組みがないとプロパンガス屋としては期間のしばりができず設けることができません。不動産売買で、ガス会社契約継承必須とよくあるのはこの仕組みからです。

なまず大家が貸与してもらった設備の一部実例

プロパンガス料金は日々変動するので、以前のデータなので今とは相場が変わっているかもしれませんがこんな感じです。

原料調整制度とは、従量料金が原料費（原油価格などを指標に算出する数値）に連動して毎月変動する料金制度です。原料費が安くなればガス料金が安くなり、原料費が高くなればガス料金が高くなります。料金根拠として透明性があるので、業界に広まりつつあるそうです。

乱世なので、悪徳業者やらや〇ざまがいの業者もいる業界です。オーナーにとって注意すべきは、不当なガス料金の値上げをコントロールする契約をまくことだとおもいます。入居者さんはガス会社を選べないわけですから、高いと最悪退去につながります。

わたしは、契約書でできることなら値上げの際はオーナーの承諾を得るようにするか原料調整制度を採用してもらっています。

プロパンガス屋さんの見つけ方

基本は３通りの探し方

基本は３つあると思います。

①自分でプロパンガス業者を調べて直接連絡交渉

②知り合いの投資家から紹介してもらう

③ネットで「プロパンガスなんちゃら協会」とかオーナー向けの価格比較サイトを使う

わたしの個人的なかってなイメージなんですが、プロパンガス業界って色々あるところでやんちゃな業者とか鬼のように値上げしてくる悪徳業者が多いきがしてます。また「あの業者がやったとこに手を出すともめるから、うちでは交換できない」とか言われる事もありデリケートな部分があります。

ですので、おすすめは飛び込みの①より②の知人や先輩投資家さんが使った事ある業者を紹介してもらうのが安全策だと思います。

③なんですが、確かに中間業者が入り「値段を監視してます」とか「適正な運用するようにサポートします」とか安心便利を売りにしてくるんですが思ったほど条件が良くなかったんです。仲のいいガス屋さんにきいたら、結構な手数料をプロパンガス屋は持ってかれるので好条件を出しずらいといっていましたね。

私は「サガスーヤ」って所で３件やりました

千葉周辺に戸建てを買った際、あいにく同じエリアで投資をしている知人がおらず先輩投資家からサガスーヤとういサイトを教えてもらいました。

歴史はまだ浅いサイトですが、中抜きをしないらしく実際に物件掲示してコンタクトしてきた業者の条件は相場以上だったと自分ではおもっています。

特定のサイトを紹介するのはなんだか気がひけるんですが、実際私がつかった経験なのでご自身の判断で利用してみてください。ちなみにこのサイトで知り合った業者さんとはだいぶ仲良しになって、今では競売物件を先に現地確認してきてもらう中にｗｗｗ

サガスーヤHP

プロパンガス屋さんに動いてもらう

わたしの場合はでしたが、業者さんと仲良くなって色々な所で助けてもらっています。

例えば、契約していない物件の設備不具合が生じたときに直しにいってもらっていますね。

大工仕事は無理かとおもいますが、設備全般だったら問題ないとおもいます。エアコン関係、エアコン取付、水栓交換などなどです。

もちろん「無償でやってね」などとは言わずに金額をお支払いして、仕事としてやってもらっています。現地で業者さんが捕まらないときにはだいぶ助かった事があります。

いかがでしょうか？プロパンガス屋さんは、不動産投資をやる上では欠かせない存在です。できれば都市ガスを採用できるような体力のある投資家になりたいですが、当分はプロパンガス屋さんにお世話になると思います。

お付き合いありがとうございました！！