不動産競売 代金納付手続きにいって来た! 代金納付の方法

こんにちは、なまず大家です。

今回は落札した物件の「代金納付手続き」にいってきたので、その事について書きたいとおもいます。

なまず大家
この記事で分かる事

✅代金納付手続きとは?

✅代金納付手続きに必要な書類と手続き

✅代金納付手続きの流れと注意点

代金納付手続きとは?

競売で落札(最高価買受申出人)になって、落札金額から予め納めていた保証金を引いた金額を裁判所に納付する手続きの事です。代金を納めた当日の24時から、法律上の物件の所有者は自分になります。

代金納付期限通知書が届いてから、裁判所へいって納付手続きの一連の流れを記事にしていきます。

 

この代金納付処理を終えて、晴れて物件の持ち主になれます!!はじめは手続きがややこしいと感じるとおもうので、この記事を参考にやってみてくださいね!

 

代金納付手続きの流れ

代金納付処理の流れ

詳しくは裁判所から送られていくる、「代金納付期限通知書」に書かれています。はじめてだと分からない事ばかりで軽くテンパりますが、裁判所の売却係は執行官室とちがって丁寧に教えてくれるので安心してください(笑)☚コレほんと、温かい感じがしますよ

代金納付手続きまでの手順
①代金納付期限通知書が到着

②固定資産税評価証明を入手し、それを元に登録免許税の額を算出し売却係にFAXする

③銀行で残代金納付及び登録免許税額を納付する

④物件の謄本を入手する

⑤書類郵送などに必要な切手を準備する

⑥固定資産税評価証明・登記簿・銀行での代金納付控えと登録免許税国庫納付控え・切手と印鑑(入札に使ったものにする事)をもって売却係で納付処理を完了させる

という感じです。慣れている人には簡単だとは思いますが、初めてだとドギマギしてしましますよねwww

各手続きについて

①代金納付期限通知書について

裁判所からコレがおくられてくると、いよいよ納付処理へのスタートが始まります。写真は実際に私が落札した物件の代金期限納付書です。

記載されている期限はあくまでデッドラインです。予定があわなかったら日程はデッドラインからの前倒しであれば変更可能です。その際は売却係に連絡して、日程を調整してください。

災害や交通事故等のリスクもあるので、できれば期限の2,3日前には処理を終えたいところです。万が一なにかトラブルがあっても、まだ2日残ってますからリカバーがききます。

わたしの場合はデッドラインの3日くらい前で日程を取り直しています。

実際には代金納付期限書のほかに、詳細な納付方法やFAX送信書(登録免許税連絡書)などが添付されています。

基本ここに添付されている説明をきっちり読めば、処理は可能です。このブログと合わせて見てやってみましょう。

②固定資産税評価書を入手し、裁判所へFAXし登録免許税額を確認

固定資産税評価証明は物件の所有者、もしくは所有者から委任状を持ったものが該当市役所で申請可能です。落札した時点では物件の名義はまだ自分ではないので、売却許可決定もしくは代金納付期限通知書をエビデンスとして使って市役所で入手します。詳しくは下記記事を参照ください。

入手した固定資産税評価証明とFAX送信書を売却係にFAXします。

これはFAX送信書の実物です。目的は固定資産税評価証明に記載されている評価額をもとに、必要な登録免許税額を算出することにあります。

形式上では、自分で計算してそれを売却係に確認してもらうという手続きになります。上の写真のあるとおり、必要な所を記載して計算すれば簡単に算出できます。(固定資産税評価証明おくるんだから、売却係でやってよという気持ちはないでもないw)

FAXを送信すると、売却係のほうで内容を確認し問題なければ『金額問題ないので、その額を納付してください』との連絡がFAXで届きます。そこで間違いがあれば、計算しなおしてくださいと連絡がきます。

わからなかったら売却係に電話できいてみましょう。

③銀 行で落札代金と登録免許税を国庫納付する

まずは落札代金(落札価格から保証金額を引いたもの)を銀行で振り込みます。振込用紙は納付期限通知書と一緒に下記の入金書が同封されていますので、こちらで入金します。入金額も売却係が記載してくれています。

 

もう一つが、登録免許税額の国庫納付です。これは振込表は添付されておらず、銀行で国庫納付書とというものを入手して納付します。

通常銀行で『国庫納付書』くださいって言うと、その地域の管轄税務署の名前が既に書かれたモノをもらう可能性がありますので注意してください。

金額は②で売却係から登録免許税の確認がとれていると思うので、その額を収めます。

これが実際に横浜銀行でつかった国庫納付書です。宛先の税務署については、物件がある場所の管轄税務署になるので事前に調べておきましょう。(税務署番号なるものも存在しますので、一緒に事前確認しておきます)

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④登記簿謄本を入手

納付処理の際提出が必要になります。極力納付処理の直前のものを入手します。目的は変な抵当権やらついていないかの確認です(競売処理を意図的に邪魔しようとするものがいないかどうか)

⑤切手を準備する

②のFAX確認で下記のように通信関係にかかる切手代についても連絡がきます。

ここに書かれた分の切手を事前に購入しておきます。裁判所でも購入できました。千葉地裁だと切手を売っている売店が別棟になり、入るのに面倒なので事前に用意してます。

金額が細かいので、郵便局の人が大変そうです(笑)

⑥ ①~⑤の資料をもって、売却係のところへ代金納付手続きを行う

事前に売却係担当にアポイントをとっておいた日時に訪問します。おそらく期間内からアポなしでいっても処理はしてくれるとおもいますが、何人かきていたら待たされる可能性があります。

書類を提出すると、下記の保管金受領証書がもらえます。これで代金納付処理は完了です。物件は自分名義になります。2週間~3週間ほどで法務局から更新された登記簿謄本が郵送されてきます。

移転登記は裁判所がやってくれるんです。買主が司法書士にお金をはらってやってもらう必要はありません!

以上が代金納付手続きの方法になります。

 

やる事は沢山あるようにみえますが、固定資産税評価証明と登記簿謄本さえとってしまえばほぼ終わったも当然です。今回は千葉地裁を例に紹介しましたが、他の裁判所では多少やり方が異なる可能性もあります。

担当裁判所から送られてきた資料を確認して処理してみてくださいね。

 

 

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