こんにちは、なまず大家です。
今入札しようとしている物件がちょっとレアケースだったのでその事を記事にしてみます。
どんなふうにレアだったかというと、『期間入札3回目』の物件です。期間入札が2回目とか3回目なら訳あり物件や人気のない物件ではよくあります。
今回のケースは前回(2回目)の期間入札で最高価買受人が決まって売却許可がでたものの、建物が斜めっている事が発覚して売却許可取り消し申請が出され裁判所に受理されたというパターンです。
目次
今回入札しようとしているケースの紹介
期間入札が三回目になるので、ちょっとわけありを疑うべきかなと思ってしらべはじめました。三点セットを読んでいると下記のようなページが
とありました。つまり、一度は落札者がでて裁判所より「売却許可決定」が下りた物件です。売却許可がでたので、あとは残金を振り込むだけで所有者になれるところでしが傾きがある事を理由に許可取消申請をしたようです。
この場合は先に入れている2割の保証金ももどってきます。
3点セットに表記されていなかった大きな事柄や火災があったなどの場合は売却許可がおりても、その取消を申請できて保証金もかえってきます。
あとはたとえば、指定暴力団の出入りしている物件で前回落札者がそこから嫌がらせを受けて購入を断念した経緯があるにもかかわらず三点セットでなんの明示もなかったケースでも取消できたようです。
②2回目には落札者がいたが、建物が斜めってるのを理由に撤退してる
③②の経緯を踏まえて物件基準価格が2回目の半分以下になった
2回目の最高価買受価格がわかれば、参考になるかも!!
期間入札3回目なんて物件は普段怖くてやらないのですが、基準価格があまりに安いのでチェレンジしてみたくなりました(笑)最悪、保証金すてて逃げるのもありです。
一番最初に考えたのは、前回の落札金額がいくらだったか?ということです。
売却許可決定を取消た方の考えを考察すると、「傾きを補修コストを計算すると、今回の落札金額では割があわないので取り消した」と考えるのが自然だからです。
過去の落札価格ならココ!BIT
BITには日本全国の三点セットのダウンロードから、開札結果や過去のデータの参照など様々な機能があります。
ここにいけば、落札金額わかるだろ!!と思い調べてみました。
結果・・・・ダメでしたww
売却結果検索では近々2ヶ月の開札結果のみ表示している為、前回の期間入札までさかのぼれませんでした。
過去データの機能では、実際に買受人が決まったデータのみを記載しているために、売却許可が取り消された時の金額を知る事をできませんでした。
よし、裁判所にいって物件明細を閲覧だ!!
BITで調べられなかったので、裁判所にいって物件明細を直接みにいってみることにしまいた。
以前書いた資料閲覧は、その入札に参加したものだけがみられる競売資料のすべてですが、今回閲覧するのは「物件明細」の閲覧です。
過去blog 最高価買受申出人になったので裁判所に資料閲覧しに行った話
三点セットと殆ど同じですが、陳述人の黒塗りがなくて名前が確認できるなどのメリットがるのでもしかしたらワンチャンスあるかとおもいました。
結果・・・・ダメでした。
得られた情報としては、黒塗りになっていた陳述人の名前だけでしたね。ちなみに物件明細の閲覧は申請などはいらず、通常執行官室の近くの「閲覧室」みたいな所にファイルがおかれているのでそれを見るだけです。
執行官室に問い合わせてみた!
BITもだめ、物件明細閲覧でもだ・・・・最後は執行官室のおばちゃんに相談してみました。
ということで、終了しましたww
この物件に注目していて、前から追いかけていた人なら金額を把握しているかもしれませんが私のように3回目から参戦した人は打つ手なしのようです。
過去の落札金額の調べ方 まとめ
②BITの過去データでは実際に落札された物件については追う事ができる
③売却許可取消申請がなされた物件の落札価格を後追いで調べる事はできない
以上になります。
落札金額は調べられなかったのですが、1回目が入札者なかった事を考えるとおそらく基準価格以下の落札だったと想像します。
また、ちょっと怖いのが「傾きがあるから」との名目で取消申請していると書かれているが実はもっと訳ありで占有者がかなりヤバかったからとかじゃないのかと疑い始めてますwww
入札の結果については、またおつたえしますね。お付き合い、ありがとうございました!
☑今回入札をたくらんでるレアケースについて
☑過去の落札価格の調べ方