不動産競売  入札に必要な費用と返金について

こんばんわ、なまずです。本来なら不動産競売入門シリーズの続きを書きたかったのですが、リフォーム編は奥が深すぎて筆が全くすすみませんww

休憩を兼ねて他の記事を書いてみました。

入札に必要な費用についてです。よかったら読んでみてくださいね!

この記事でわかること
☑競売入札に必要な費用

☑その他所費用

☑入札保証金について

☑保証金の戦略について

☑落札できなかった場合の返金について

入札するのに必要な費用は?

入札に必要な費用

まずは一件入札するのに必要な費用の説明します。

入札に必要な費用
①入札保証金→基準価格の2割以上

②保証金振込手数料→銀行での保証金振込手数料900円前後

③書留代→入札書類を送る時必要、300円前後

たったのこれだけです。①については基準価格の2割なので、物件の大小によりけりです。②と③は手数料ですから、微々たるものです。

ちなみに③ですが、執行官室にもっていけばかからない費用です。初回は執行官室の雰囲気などを体感するために持参していってもいいかもしれません。疑問点をおしえてもらえたりします。

『入札書類はじめてかいたんですけど、間違いないか見てもらえますか?』は無視されますww入札の公正を保つ為に、添削なんかはやってくれません。具体的に、ここはどうやってかくの?とかには答えてくれますよ、塩対応ですが(笑)

入札保証金について

競売入札で最も手間とお金がかかる部分です。逆に言うとこの入札保証金2割があるから気軽に参加できず、参加者が抑えられているというメリットがあります。

もし保証金制度がなくなれば、競売市場価格は大荒れになることは確定ですw。

基準価格の2割以上ですが、基本はぴったり2割の金額を入金します。確認方法は簡単です!

三点セットの頭のほうにあります。最初はちょっと見ずらいのですが、売却基準価格(黄色)が物件の基準価格で、その2割が保証金の額になります。買受申出保証額(赤)の部分で丁寧に2割の金額を記載してくれてます。

ですので銀行で保証金を振り込む際には、この『買受申出保証額』と同じ金額を入金すればOKです!

 

入金の手続きや方法については過去blogを参考にしてみてください。

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ついでに説明しておきますと緑の『買受可能価格』とは入札できる最低限の金額で、基準価格の2割引きの金額になります。つまり入札可能な一番安い金額であり、これより1円でも低いと失格になります。

以前落札して、資料を見ていた時3番手以降が3人も買い取り可能価格を下回っていて失格したのをみたことがあります(笑)

落札できなかったらいつ返金してくれるの?

基準価格の2割が保証金額と前章で説明しました。2割とはいえ結構な額になります。築古戸建てだったら1件につき20万~40万くらい、アパートだったら100万越えるケースもあります。

我々不動産投資家は現金をぶんまわして何ぼなので、いつ返金されるかが気になりますよね?

落札できなかったら

だいたい1週間以内に指定口座に振り込まれます

指定口座とは、入札書類作成したときに記載した返金時受け取り口座です。また裁判所から返金しますっという封筒もちゃんととどきます。

毎回思うんですが、結構早く返金されておどろくんですよね。

また、返金時の口座の書き方ミスがあった場合についても書いてみます。入札書類はミスがあった場合失格になりますが、返金口座関係でミスがあった場合が連絡が来ます(裁判所もそこまで鬼じゃないw)。

一度、支店と書くべきところを本店と書いてしまい電話連絡いただきました。その際は修正申告なるものをFAXで送付してOKになりました。

保証金を考えた入札戦略

2割とはいえ、件数が重なると結構な額になります。

不動産が始めたばかりで、手持ち現金が少ない場合は1件づつの入札が無難だとおもいます。

ある程度資金に余裕がでたら、常時2~3件同時に行っても問題ないと思います。『同時に落札したらどうすんだよ!!』って突っ込まれるかもしれません。

心配しないでください、ちゃんと入札目線に問題がなければそんなに落札できませんからww

一時期、5件同時とか入札してましたね。不思議な事に複数同時入札で落札したことは一度もなく、全部一件のみの入札でおとしてます。

保証金を捨てればキャンセルできる・・・

入札する条件である保証金。落札したら、落札金額のうち先に振り込んでいる保証金金額を差し引いた残金を納付することにより所有権が移ります。

逆に言うと、残金を納付しなければ保証金は返金されずキャンセル扱いになります。

これはファイナルウェポンとしてとっていますが、わたしも心の奥底では『最悪の事態が発生したら、保証金捨てればいいか!!』って思ってます。

例えば、落札後に入居者と連絡とってみたら8〇3だったり致命的欠陥が見つかった場合です。確かに20万、30万は痛いですが解決できない不具合や金がかかりすぎる部分が見つかった場合はキャンセルを視野にいれてもいいかもしれません。

昔はキャンセルした場合ペナルティーがあり、一定期間競売に参加できなかったらしいです(そーすは噂)。今ではキャンセルした案件は再度入札が不可になるだけです(他の入札は参加可能)。

以前、私の知人ですが区分マンションで3人が自殺した物件を落札しました。残金納付する前に、実際に部屋に入る事ができ『あのまがまがしい空気は私には処理できない』とだけいって、キャンセルしてましたね(笑)

 

今回は以上になります!お付き合いありがとうございました。

 

 

 

 

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